頼まれ仲人であれば結婚式や披露宴の段取りはすべて本人たちや両家で進めているのであまり仲人は心配することもありませんが、実質的な仲人であれば挙式の二〜三日前までになるべく両家の関係者、披露宴の世話役、司会者とも顔を合わせる機会をつくり当日の打ち合わせを十分にしておく必要もありましょう。仲人は披露宴で新郎新婦を紹介するあいさつをしなければなりません。あいさつの途中で新婦の名前を忘れてしまって新郎に教えてもらうという仲人さんもいましたが、いかにも頼まれ仲人らしくてたよりない印象を与えました。こんなことにならぬように名前や学歴などをよく確かめてメモして持っていくような心がけも大切です。披露宴の最終的な打ち合わせのときには、仲人として、つぎのような点についてアドバイスなり念押しをしておきましょう。?受付の用意は十分か。受付係には女性もまじえる。署名帳、筆、サインペンなどの用意はどうか。?席次の検討。お招きした主賓に失礼な席順とならぬように。?車の手配。おひらきのあと主賓を送る車、新婚旅行に出発する新郎新婦の車などの手配の念を押す。?当日入用な品の用意。結婚式のときにはめる指輪、新婚旅行の切符など大事なものを忘れないように。?祝儀袋、小銭の用意。祝儀袋や千円、五百円の紙幣、百円玉を十分にちがいやド忘れを防止できます。用意しておかないと、自動車代やチップに困る。美容師への心づけも注意しておく。?雨天の用意。主賓や新郎新婦が突然の雨でズブぬれになっては困る。?靴、草履の鼻緒などの注意。挙式当日におろしたハイヒールで足が痛くなって新婚旅行中も顔をしかめどおしだった花嫁もいます。靴は三〜四日前から家のなかで履きならしておくこと。日本人は畳の上で靴を履くことがしきたりできらわれているためにこんな失敗が多いのです。草履の鼻緒もゆるめておくこと。腰紐一本忘れても着つけに困ります。?挙式・披露宴の時間割を作る。仲人、本人、両親、それに司会者、世話役が作成してコピーし、各一通ずつ持っていると、よいでしょう。