初心者はもちろん、運転歴が三、四年ある人でも確信をもって断言しにくいのが、ハンドルの握り方でしょう。それというのも、自動車教習所では10時10分型以外はダメと教えられたはずなのに、免許をとってしまうといつのまにか9時15分型とか、8時20分型になったり、片手ハンドル、さらには逆手ハンドルまで幾種類もの握り方をしているからです。ハンドルの握り方にはこれでなければダメというのはありません。要は、ハンドル操作がしやすく、運転がラクであれば、10時10分型でも9時15分型でも8時20分型でもいいのです。ただし、ハンドルを引くようにして操作する人は、10時10分型が理想的です。急ハンドルを切ったり、急な飛び出しに対処したり、高速運転でも、10時10分型が一番適しているのです。これが基本と心得てください。片手ハンドルも、ウインカーやワイパーの操作、ギアチェンジ等のときは必ず使う方法です。いつもこれで、というのはダメですが、方法を知っておくのは大切です。逆手ハンドルは、異常事態にとっさの対応ができません。必然性がなければやめるべきでしょう。送りハンドルはむしろ必要なことがあります。ただし、この場合、両手を離してはいけません。片方の手は必ずリムに添え、送るほうをすべらせるようにします。
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