たいていお色直しの後、新郎新婦が、再び入場してくるときに行いますから、まずは、新郎新婦が入場してくることを告げます。「ただいまより、新郎新婦が装い新たに入場いたします。二人の間にみのった愛をキャンドルの火にたくし、その幸せをお分けしようと、みな様のテーブルに火をつけてまわります。どうぞみな様、テーブルにまわって来たときには励ましのお言葉をお願いします」たいてい照明を落とした薄暗いなかで行われるので、司会者も大きな声を張り上げて雰囲気をこわさないよう、静かなトーンで話すよう心がけます。そして、食事も進み、お色直しもすんだころのスピーチは、雰囲気もくだけてきて楽しさが増してきます。同時にやや緊張がとけ、最初のころほどスピーチに耳をかたむけなくなることもあります。「では、新郎の大学時代のテニス部の先輩でいらっしゃいます増田達夫様に、一言お祝いの言葉をちょうだいしたいと存じます。増田様は○○大学テニス部きっての選手であり、新郎の学生時代の目標はテニスで増田様を、追い抜くことであったといいます」というように、紹介にも工夫が必要なところです。同時に話し手も、男、女、若い人、熟年の人と変化をつけることが大切です。余興の紹介は、それほど気をつかうことはありません。むしろ終わった後、「本当に見事な演奏でございましたね。披露宴に来てコンサートもただで聞けたような、なんだか得をしたような感じがいたします」というようにフォローしておきます。