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最も問題なのがホームページの情報

少し前までは、情報は、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌、書籍を通して提供されてきました。いまは、それに加えて、インターネットでのホームページがあります。情報にはどの程度の信頼がおけるかという問題がありますが、以上に挙げた情報の中で最も信頼性に問題があるのがインターネット上のホームページです。質の悪い雑誌などでは、このホームページの情報をそのまま載せているところもあり、これも注意が必要です。なぜホームペLンの情報が一番信頼性に問題があるのかというと、誰でも好きなように情報を発信できるからです。ほかの媒体は、誰でも好きなように情報を発信できるわけではありません。それぞれに程度の差はあれ、チェック機構が働いています。ホームページは、いわば日記を公開するようなものです。何の根拠もなくてもいいし、また自分が参考にした情報があっても、それを勝手に解釈してホームページに載せてしまったりしているので、個人の日記公開程度ならば害はないのですが、健康に関する情報として発信してしまうと、とんでもない事故が起こる可能性があります。例として次に挙げたのは、あるホームページに実際に書いてあったことです(個人攻撃が目的ではありませんので、ホームページの名前は伏せます)。「血中のコレステロール量の改善(LDLを減らし、HDLを増やす)に栄養療法をとるなら、まずナイアシン(VB3)です。治療効果としては、かなり大量のナイアシンを摂取した方がよいと言われています。1日300mgくらいから始めて、最高6000mg(6g)まで。ナイアシンには「血管拡張作用」がありますので、顔が赤くほてるといった副作用の出ることもあります。その代謝にはビタミンB2・B6が必要ですから、どうぞお忘れな!ビタミンCも、1日1gから3gほどを摂るとよいそうで、また食物繊維もコレステロールを排出する重要な働きをします。もちろんこれ以外のビタミンーミネラルも決して不足することなく、むしろ多めに摂取することをお勧めします。」以上のようなことが書かれていましたが、絶対にこんなまねをしてはいけません。危険です。内容は部分的にどこかの本からとってきたようですが、部分的にしかとってきていないので、肝心な部分が抜けて危険な内容になっています。書いた人の素性さえ分からないので、どんな資格を持った人が、書いたのかすら分かりません。この内容について、責任をとれるのでしょうか。あまりにも無責任で危険な内容です。ナイアシンをここにあるように大量に使用するときには、副作用が強いので、必ず医師の指導監督のもとに行わなければならないのです。副作用として起こるのは、ナイアシンーフラッシュだけではありません。肝機能障害や血糖値の上昇もあります。尿酸値も上昇させることがあるので、痛風気味の人は痛風発作を起こすこともあります。ほかにも、めまい、頭痛、手足のしびれ、吐きけ、下痢、胸やけ、腹痛、便秘、ジンマ疹などがあります。またコレステロールを下げるクスリであるメバロチンも一緒に飲むとすれば、メバロチンの副作用が増強されることになります。メバロチンの副作用に、横紋筋の融解というのがありますが、その副作用がナイアシンで増強されるのです。筋肉が壊れるのですから、脱力、つまり力が入らなくなるという副作用が起こりやすくなります。これはもう素人の手に負える問題ではないのです。ビタミンでも大量に摂取する場合には、いろいろなことを考えなければならないのです。コレステロールを下げるのに、なぜこんな思いをしなければならないのでしょうか。そんな必要は全くありません。栄養素の全体的なバランスと食べ物で、もっと楽に、クスリを使わずにコレステロールを適切な値にすることができるのです。こんな危ない内容を素人が堂々と発信できるのがホームページの怖さです。読む人がその内容が適切かどうかを判断できるといいのですが、それはなかなかむつかしいことですから、ホームページの情報には注意が必要です。