モバイルコンテンツ・フォーラム(MCF)の報告書に基づくと、モバイルコマース市場は、ショッピング系(モバイル通販)、サービス系(興行チケット、旅行チケット、航空チケット、鉄道チケット)、トランザクション系(証券取引手数料、オークション手数料、公営競技手数料)の3分野で構成されます。2006年1年間の伸びが一番高かったのがオンラインショッピング系で、前年比68%と大きな成長を記録しました。PC向けのオンラインショッピング同様、携帯電話で買物をするモバイルショッピングの市場が急速に拡大しています。モバイルコマースのビジネスモデルは、PC向けを取り扱った電子商取引と基本的に同じです。ただし、ビジネスがモバイルサイト上で行われるため、特にショッピングでは商品の見せ方に画像の大きさや文字の量などの制限があります。携帯電話の最新機種では、フルブラウザと呼ばれるPC向けサイトをそのまま閲覧できるブラウザが搭載されているものもあります。しかし、携帯電話で表示できるスペースは限られているため、ページ全体を見るだのスクロールなどに時問がかかってしまいます。現時点では、モバイル専用のサイトを構築して、モバイル利用者はモバイルサイトに誘導するという形が一般的です。なお、他のモバイルビジネス同様、サイトのURLはPC向けサイトと同じものを使い、サーバにアクセスした時点で利用者の端末を識別して、携帯電話であることがわかれば自動的にモバイルサイトを表示するというサイトも増えています。携帯電話利用者を対象にしたアンケートでは、モバイルショッピングが広く定着していることを示す結果も出ています。モバイルマーケティングデータ研究所では「モバイルコマースに関する利用動向調査」を定期的に実施していますが、2007年2月実施の調査では、モバイルコマースの経験者比率は、20代(51.8%)、30代(60.3%)、40代以上(58.4%)がいずれも50%を超えました。さらに同研究所の別の調査では、2007年10月の1ヶ月間にモバイルでショッピングを利用した人は30.5%となっています。
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