東京大学受験問題の英作文の特徴である「自由英作文」は、難しい立派な英文を作ることを求めているわけではない。考えられる範囲で簡単な表現に変え、論理を構築して、自分の意思を伝えることができればいい。これは東大が自分の意思を英語で伝えることが、英語学習で一番大切なことだと考えているからだ。約2000の基本英単語と基本例文100だけでもかなり豊かな表現が可能になる。また、毎日続けてきた英語の日記とは、毎日自由英作文をやっていたようなもので、その効果が期待できるのだ。ちなみに、現役東大生の意見としては、「基本的に東大の英語は簡単なので、確かにこの指摘は正しいと思います」「事実だと思う」と賛成が大勢を占めた。「東大は難しい」という固定観念を合格者は持っていないようだ。「東大の英作文はとてもオーソドックスなので中学生くらいから英語カアップのために取り組んでおくこともできると思います」と、学力アップのために日ごろから東大の過去問を解くことを勧める意見も。英語の力以上に、思考力や論理を構築する力、コミュニケーション能力など、日本語の力が必要な問題だということが言えるかもしれない。